【2025】指向性マイクおすすめ18選｜単一指向性マイクは自分の声しか拾わない？

在宅やテレワークが増え、これからマイクを購入する・新調したいといった需要が高まっています。指向性マイクはPhasmophobia(ファズモフォビア)でも重要アイテムとして登場していることで有名です。また、近年急増している動画投稿や生配信・ゲームのボイスチャットには周りの音を拾わないマイクが欠かせません。

マイクには単一指向性マイク・無指向性マイク・双指向性マイクといった種類があり、収音する方向・範囲が異なるため、用途に合わせたマイク選びが必要です。他にはイヤホンマイクを使う選択肢もあります。

本記事では、マイクの指向性や性能について解説し、ゲーム実況・web会議など用途別のおすすめ・人気のBluetoothを含むおすすめマイクや安いマイクも紹介します。「自分の声しか拾わないマイクが欲しい」「環境音を拾わず高音質のマイクが欲しい」など、用途にぴったりの商品を選んでください。

音を収音する方向や感度・範囲をマイクの指向性といいます。指向性はマイクによってさまざまで、用途に合わせて適切な指向性のマイクを選ぶ必要があります。

用途に対して間違った指向性のマイクを選んでしまうと、マイクのパフォーマンスを充分に発揮できないので注意しましょう。指向性には単一指向性（カーディオイド）・無指向性(全指向性)・双指向性といった種類があります。

単一指向性マイクは、一方向からの音の収音に特化したマイクです。周囲の音は拾わず自分の声しか拾わないため、狙った音のみクリアに録音できます。

一定以上の音を拾わないので、オペレーター同士が隣接したコールセンターでよく使用されています。また、周囲の雑音や環境音を拾いたくないテレワークでの使用に向いています。さらに、歌や音声の収録・配信・ゲーム実況にもおすすめです。

マイクの前方・後方・側面どの方向からでも広範囲に収音できるマイクです。周囲の音すべて同じ感度で拾うため、静かな環境での使用に向いています。

テーブルを囲んでのミーティングや会議で使用すると、それぞれの声を拾えます。大きなホールや会場、スタジオの部屋鳴りと呼ばれる間接的な音を収音したい場合にもおすすめです。

双指向性マイクは、前と後ろからの2方向から収音できるマイクです。前後2方向以外からの収音は感度が低く、無指向性より周囲の雑音を拾いにくくなっています。対談やゲームのボイスチャットなどで使うヘッドユニットに使用される場合が多いです。双指向性マイクは、対談形式での使用におすすめです。

超単一指向性マイクは、集音性の高いマイクです。マイク正面から音を入れる必要があるものの、横からのノイズが入らないので、ピンポイントの音を入れたい場合におすすめします。

単一指向性の中でも、クセがない収音する場合に使用されるのが「カーディオイド」です。通常、単一指向性と言えば、このカーディオイドを指します。

カーディオイドの指向性はマイクの正面が高く、背面にいくに連れて感度が低くなります。単一指向性の中でも収音範囲が狭すぎず・広すぎずといった特徴があるので、レコーディング・テレワーク・動画配信はもちろん、動き回るライブ・コンサートなどでも有効です。

単一指向性の中でも、収音範囲が広いのが「サブカーディオイド」です。ワイドカーディオイドとも呼ばれ、単一指向性と無指向性の中間的な指向性を持っています。

通常のカーディオイドと比べるとサイドからの音を大きく収音する一方で、背面の感度は低めです。ナチュラルな収音を得意とする反面、ハウリング・フィードバックに弱いタイプと言えます。

「スーパーカーディオイド」は、通常のカーディオイドよりも正面からの収音角度が狭いのが特徴です。横からの遮音性が高いので、音の被りを抑えた収音に適しています。

そのため、ドラムレコーディングやライブなど、さまざまな音が飛び交っている中でピンポイントに収音するのにおすすめです。一方で、精密なマイキングが求められ、マイクの背面から入ってくる音はカーディオイドよりも少し拾いやすくなっています。

単一指向性に双指向性の特徴が組み合わさったのが「ハイパーカーディオイド」です。スーパーカーディオイドと同様に側面の遮音性が高く、周囲の音が被りにくくなっています。

しかし、スーパーカーディオイド以上に正面からの収音角度は狭く、背面に対する感度は高めです。指向性がとても狭いので、狙う音に対して正確なマイキングが要求されます。

マイクにはコンデンサーマイクとダイナミックマイクの2種類があります。コンデンサーマイクとダイナミックマイクにはそれぞれ各指向性タイプがあります。どちらの種類を選ぶかによってマイクの性能が大きく変わるので注意しましょう。

＜ダイナミックマイクの特徴＞

• 電源不要
• 丈夫で湿度に強い
• 感度が低い

カラオケにあるマイクはダイナミックマイクです。後ほど詳しく説明しますが、コンデンサーマイクはファンタム電源が必要です。

しかし、ダイナミックマイクは接続するだけでそのまま使用できます。湿気や衝撃に強く安価で扱いやすいマイクですが、その分収音感度や音の解像度は低くなります。ダイナミックマイクは主にスタジオやライブハウスなどで使用されています。

＜コンデンサーマイクの特徴＞

• 電源が必要
• 振動や湿度に弱い
• 感度が高い

ダイナミックマイクと違い、高音質で収音できる代わりに湿度や衝撃・ハウリングには脆弱です。原則ファンタム電源付きのオーディオインターフェースが必要となりますが、現在ではファンタム電源が不要なモデルもあります。

また、ジップロックに乾燥剤と一緒に入れて保管すると故障を防げます。

まず指向性マイクの選び方で重要なのが種類です。 指向性マイクには、大きくダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類に分かれます。ダイナミックマイクはスピーチに用いる場合が多く、耐久性も高くで湿気や衝撃にも強い特徴があります。

コンデンサーマイクは性能に優れています。繊細な収音性能ではダイナミックマイクに劣ってしまうデメリットもありますが、広い範囲の収音が可能です。それぞれ特徴が異なりますので、自分の用途に合わせた種類を選ぶようにしてください。

まずは、用途をはっきりさせて希望する指向性を決定しましょう。用途に合わない指向性のマイクを購入すると、雑音がたくさん入ってしまったり、収音したい音が録音できなかったりといったトラブルを起こす可能性があります。

音声の録音やテレワークなどの通話であれば単一指向性・会議の録音のような全体音の収音であれば無指向性(全指向性)・対談やラジオの録音なら双指向性マイクを選んでください。

マイクを選ぶ際はパソコンとの接続方法もチェックしましょう。高音質で録音できるコンデンサーマイクにも、USB接続できるモデルはたくさんあります。より音質を求めるなら、オーディオインターフェースからファンタム電源を供給するタイプがおすすめです。

しかし、普段使いする程度であればそこまでの音質は不要です。USBタイプのマイクなら別途電源を必要としないものもあるのでそのようなものがおすすめです。

スタンドマイクは広い範囲の音や複数の人の声を拾えます。そのため、さまざまな場面で安定して声を届けやすくなるのがメリットです。テーブルや床に置くだけなので設置は簡単ですが、スペースが必要になります。

ピンマイクの形式で設置できる製品は、襟元に固定するためマイクとの距離を一定に保てるメリットがあります。また設計もコンパクトで、場所を取らずに活用できるのもポイントです。

ヘッドセットはヘッドホンにマイクが搭載されているタイプで、音を聞く・録音が可能です。機能性が高い分、音質面ではスタンドマイクやピンマイクには多少劣るため注意しましょう。

ワイヤレスタイプのマイクの場合は、充電する必要はありますが接続するコードの長さを気にせずに設置できる強みがあります。コードがないため、こすれる雑音も発生せず活用場面の自由度が高いマイクを探している方におすすめです。

感度が高いマイクを選べば、より音を大きな音量で拾いやすくなります。感度はdBV/Paの単位で表され、-40dBV/Paと-30dBV/Paでは、-30dBV/Paの方が大きい音量で音を拾えるマイクです。

単一指向性マイクの感度は-30〜-40dBが一般的であり、数値が0に近づけば近づくほど小さな音もはっきりと拾えるマイクとして活用できます。感度を調整できる機能性が高い単一指向性マイクもあるので、用途と予算に合わせてチョイスしましょう。

音を拾う以外にも次のような便利機能を持ったマイクもあるので、使いたいシーンに応じて欲しい機能が付いているものを選びましょう。

• ボリュームコントロール機能：入力音量を上げ下げできる機能・適切な音量に素早く調整できる
• ミュート機能：入力を一時的に切断する機能・咳払いやくしゃみなど聞かせたくない音を遮るのに使う
• フレキシブルアーム機能：アームを曲げて好きな角度・高さに調節できる

SENNHEISER（ゼンハイザー）はヘッドホン・マイク・イヤホン・プロ向けオーディオ機器などを販売しているメーカーで、1945年から続く歴史があります。信頼性の高いメーカー品を選びたい方や、より品質が高いマイクを取り入れたい方におすすめです。

SONY（ソニー）はオーディオ機器・ヘッドホン・イヤホンの販売で有名なメーカーです。日本のメーカーなのでサポートが充実しており、公式サイトで仕様や取扱説明書を確認してから購入できる利点があります。より幅広い音域を捉えられるマイクを探している方にもおすすめです。

SANWA SUPPLY（サンワサプライ）はパソコンやスマホの周辺機器をメインに販売しているメーカーです。安い価格で販売されている場合が多く、コストを抑えながらマイクを取り入れたい方におすすめです。SANWA SUPPLYは中国製のマイクを多く販売しているものの、サポートは日本で受けられます。

Audio Technica（オーディオテクニカ）は高性能イヤホンで有名です。一般のファンだけでなく、音楽業界のプロからも信頼を集めています。オーディオテクニカのマイクは安い価格と軽量さが特徴です。ボーカル用・楽器用など幅広い種類がそろっているので、用途に合うものを探せます。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめのテレワークの単一指向性のマイクを紹介します。
タイプやインターフェースなど、単一指向性のマイクを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめのゲーム実況・配信の単一指向性のマイクを紹介します。
タイプやインターフェースなど、単一指向性のマイクを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

ここからはECサイトで購入できる、おすすめのWEB会議の無指向性のマイクを紹介します。
タイプやインターフェースなど、単一指向性のマイクを使用するにあたって、ポイントとなる要素を基準に選んでいるので、ぜひ参考にしてください。

指向性マイクで周りの音を拾わないようにするためには、よくマイクに問題があると思われがちです。しかし下記のような方法を行えば、新しく購入する必要もないですし、イヤホンマイクでも設定できます。

【周りの音を拾わない設定方法】

• 大きい声を出して設定でマイクの音量を下げる
• 雑音の発生源にマイクを向けないように気を付ける
• ノイズ除去ソフトを使う

マイクの音質を求める場合、マイク以外の機材も必要となるため費用もかさみます。あまり音質を求めない会議や通話で使用するなら、USB接続ができる単一指向性のものがおすすめです。さまざまなマイクが発売されているため、自身の使用用途に合ったマイクを選びましょう。